岸本 早苗
Sanae Kishimoto
京都大学大学院医学研究科研究員
臨床心理士
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 健康増進・行動学教室博士後期課程 単位取得退学、客員研究員
マインドフルCARE®︎センター代表
マインドフルネス&心理療法認定プログラム修了(マサチューセッツ州)
マインドフルネスストレス低減法MBSR 講師
マインドフル セルフ・コンパッションMSC 講師
京都大学健康管理部門 マインドフルネスMeetup講師
外資系経営コンサルティングファームにて、医療機関の経営戦略立案及び業務構造改革プロジェクト参画後、日本の産婦人科での心理臨床を経て、ハーバード公衆衛生大学院修士課程へ留学。
卒業後、ハーバードメディカルスクール関連病院チルドレンホスピタルボストン内のプロフェッショナリズム&倫理実践機関で、チーム医療コミュニケーション教育に従事した後、同メディカルスクール産婦人科教室/マサチューセッツ総合病院産婦人科専任の医療の質管理者として勤務。
現在、京都大学にて、心理療法の効果や薬物療法の安全性に関するネットワークメタ解析の国際共同研究を、オックスフォード大学やアテネ大学等と行うと共に、マインドフルネスを土台にセルフ・コンパッションを統合した独自のオンラインプログラムを開発し、身体疾患のある患者を対象にランダム化割付比較試験を用いた臨床研究をハーバードメディカルスクールと共同で行っている。
ハーバードメディカルスクール勤務時より、マインドフルネスのトレーニングを受け始める。米国マサチューセッツ州 The Institute for Meditation and Psychotherapy (ハーバード精神科教室の臨床心理学者らによって創立されたプログラム) にて、マインドフルネス&心理療法認定プログラムを修了。
ボストン在住時に外傷性脳損傷を受傷し、治療を受ける中で、ハーバードの頭部外傷専門医や言語療法士らから脳の神経可塑性や瞑想の説明を受け、実践をさらに深める。脳の機能回復に瞑想が力となり、セルフ・コンパッションを合わせることで、症状や障害と向き合う自分自身との関わりかたの助けになっている。
帰国後、2016年より、MSCやMBSRの8週間プログラムを教えている。2017年にはMSCの2日間トレーニングを、2018年にはMSC5日間集中プログラムを行った。ほか、英国大使館・総領事館、教育や医療に携わる方々の職能団体、若手修行僧の方々、大学、地域コミュニティへの研修や、復職支援の心理臨床を行なっている。
主な著書
『自分を思いやる練習 マインドフル セルフ・コンパッション』(仮) 大和書房 2019年秋、マインドフルネスを医学的にゼロから解説する本(日本医事新報社2018 分担執筆)、特集 まず、自分をいたわるために マインドフルネス&セルフ・コンパッション (「看護教育」 医学書院2019)
研究参加協力者募集中(アトピー性皮膚炎に対するセルフ・コンパッション及びマインドフルネス遠隔心理教育プログラム)https://smilestudy.jp/